シリコンバレー流の生き方とは
シリコンバレーではプロフェッショナルでなければ生きていけないという。というか、しっかり稼げるプロでなければ生きていけない。今日、話をしていた人が言うには、その理由は、「生活費がかかるから。」ということだそうで、とても単純明快?!...
しっかり稼げるプロは、プロジェクト単位で動くことができるから、「会社」という縛りは、あまり意味がない。「転職」という意識もないかもしれない。「シリコンバレー全体」が「会社」のようなものなのだろう。もともと、年金も持ち運びできるし、税金も自分で申告するといったように、制度的にも整備されている。
日本もそんな社会になるのだろうか?制度的には少しずつ整備がなされはじめているようだが、まだまだ人を流動化させるには不十分であろう。日本はGDPでは世界2位かもしれないが、小さな島国なんだから、全体が「会社」のようになって、人が流動化してもいいのかもしれない。資本主義に対抗して「人」本主義という言い方を聞くようになって久しいが、会社というクローズドな環境ではなく、「社会」というオープンな環境の中でそれが実現されることこそ、将来への道なのかもしれない。
もちろん、会社と社会のように、文字の順序をひっくり返すだけで済むような単純な話ではないのかもしれないが、そもそもその境界は本当は曖昧なものであるべきではないだろうか。デジタル化された状態では、究極的には0か1で分類できるが、人間は、0と1だけで分類できるのは単なる一面であり、それが全体を表現していることにはつながらない。例えば、生物学的に男性と女性に分類することができるだろう。これは、生物学的にという側面から見たら男性か女性であるというだけで、その人が子供なのか、ビジネス経験が豊富なのかといったことは一切関係ない。
多様性を受け入れるということは、このような多面性の存在を認識し、それを受け入れるということでもある。IQという尺度もあるし、EQという尺度もあるのだろう。プロフェッショナルは、自分を測る尺度を、自分で定義することができる人なのかもしれない。もちろんその尺度や到達しているレベルは、独りよがりなものではなく、社会から求められているものでなければならないのだが...
もちろん、大企業からの派遣などで駐在している人もたくさんおられるが、シリコンバレーで快適に自立して生活していくためには、「稼げるプロである」ということが最低条件なのだろう。
![]() ![]() | 上田嘉紀 / ベンチャーキャピタル http://entre.exblog.jp |
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