「幣社」という表現は相手を見下していますよ
IT業界の特色の一つとして、あらゆる業界の様々な会社に入り込んで仕事できる可能性がある、という点を挙げることができます。今の時代、ありとあらゆるところでIT技術は活用されており、最早、IT技術者が入り込んでいない業界は無いと言えるでしょう。
このため、色々な会社や組織に提案する機会があるのですが、その組織の方たちが自分達を呼ぶ際に使う表現が業界や会社によって結構違うのです。なかなか新鮮な表現もあり面白いので、自分が所属する組織を表現するとき、どのような呼称があるのか調べてみました。
(会社、店、団体など)
・弊社/小社/本社/当社
・弊店/小店/本店/当店
(官公庁、団体など)
・弊省/本省/当省
・弊庁/本庁/当庁
・弊団体/本団体/当団体
(金融機関など)
・弊行/本行/当行
・弊金庫/本金庫/当金庫
・弊組合/本組合/当組合
(出版社/新聞社など)
・弊紙/小紙/本紙/当紙
・弊誌/小誌/本誌/当誌
(学校法人など)
・弊校/本校/当校
(医療機関など)
・弊院/本院/当院
(他団体など)
・弊会/本会/当会
・弊協会/本協会/当協会
※社外表現以外を含めたものはコチラ。
→ http://it-ura.seesaa.net/article/121050942.html
とても基本的なことですが、改めて考えてみると新たな発見があります。
まず、「弊〜」という表現は全ての組織で用いられています。「弊」というのは、自分を貶めたマイナスの意味を持った漢字であり、謙譲表現です。外部の相手に対して話しかけるような状況や、それに類した状況で使われる文書の中で使うことが一般的です。
「本〜」「当〜」も自分達を示すのに使います。こちらはへりくだった表現ではなく、単純に自分達を示しているだけです。
ビジネスマナーの先生に聞くと、口頭でのやりとりは「弊社」、文面では「当社」で使い分けるのが正しいとのことですが、電子メールのような口頭と文面の双方の性質を持ったコミュニケーションでは積極的に「弊社」という表現を使う人が増えています。また、提案書を外部の人にプレゼンする場合、口頭で伝えることを意識して「弊社」という表現を使うのが当たり前になっていますね。
これは「御社」と「貴社」にも当てはまる状況です。
参考までに、「幣社」という誤字表現が散見されますが、「幣」は神様への貢物という意味がある尊敬表現です。「弊」と「幣」はまったく逆の意味を持った漢字ですから、この誤字はとても恥ずかしい表現になるのでご注意あれ。以下のサイトで詳しく説明しているのでご確認下さい。
(誤字等の館)
→ http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/jiji022.html
少し特殊なのが「小〜」という表現。私の知る限り、会社・店・新聞社・雑誌社でしか聞いたことがありません。私の個人的な感想としては、この表現は「弊社」よりもさらに卑下した呼び方に思えます。だから、官公庁や金融機関では使われていないのでしょうか。理由をご存知の方がいたらご連絡下さい。
社外の人に対する自組織の呼び方をご存知の方がいらっしゃいましたらコメント下さい。
(コメントやブックマークはこちらのリンク先へ)
→ http://it-ura.seesaa.net/article/121044533.html
![]() ![]() | 吉澤準特 / コンサルタント http://it-ura.seesaa.net |
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| 投稿者: 未登録メンバー (0) 投稿日時: 2009-6-10 23:35 更新日時: 2009-6-10 23:35 |
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心とお金の余裕を生むコンテンツ活用法
はじめまして!(多分) 確かに、弊社と小社、御社と貴社は、よく迷います。 自分の場合、たいていは、「当社」と「御社」にしていますが、手書きの場合は、「貴社」を使っています。 少し変わりますが、拙論、拙著、拙稿、拙考などと書かれていると、逆にやや慇懃無礼な感じがするのは私だけでしょうか? |
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