Twitterは人間性の勝利であって、テクノロジーの勝利ではない
Twitter創業者Biz Stoneが、4月25日にUCバークレーでのビジネススクールのOB集合イベントで行ったスピーチが、凄く面白いです。
そのスピーチ動画があること自体も、TwitterでDaumのJungwook Limさんから知らせてもらいました。
Uploadされたてホヤホヤの動画なので、早速、朝から見てみました。
この人は、独特の緩い感じの楽天的なノリで、あんまり、ガツガツしてない、少し草食な感じが、面白いですよね・・。金融危機後の新世代の起業家のロールモデルだと思いますね。その内容に、あまりに感銘を受けたので、内容の要約にトライしてみました!
以下は、私が、聞きながら面白いと思った部分をメモしたものです。例によって私の英語力のせいで、不正確かも・・ご容赦ください。
この10年、人々のコミュニケーションは、どんどんオープンでパブリックになっている。
人と人とのオープンでパブリックなコミュニケーションが広がることは、まるで錬金術のような価値を生む。
AOLメッセンジャーの「状態」リストにサービスのヒントを得た。
最初、このサービスは「シンプル過ぎる!」とエンジニアに言われた。
カンファレンスでTwitterを使い出したとき、「これは今までなかったコミュニケーションツールだ!」と確信した。夜、飲んでいたパブにどんどん人が集まり、しまいには、満員になって、外にまで行列ができた。これが最初の小さな成功。
UCバークレーの学生がエジプトでのデモ抗議をカメラで撮影する活動をしていて、エジプトの警察に逮捕された。「タイホされた!」という彼のつぶやきに反応し、フォロワーが、学部長を呼び、学部長が弁護士を呼んだり、とサポート活動が自然に起こったおかげで、「逮捕された!」のつぶやきの2時間後には「自由の身だ」のつぶやきが!
Twitterは(親切な善意の)人間性(Humanity)の勝利であって、テクノロジーの勝利ではない。
NASAの火星着陸ミッションのTwitter配信は、月着陸がナマてテレビ中継されたときと同じような興奮を呼び起こした。
あるNASAスタッフ:「Twitterで実況してもいいですか?」
上司:「む?そんな140字のツール。くだらん。勝手にやったらいいよ」
このちょっとした会話が、NASAと天文ギークの関係性を大きく変えたのだ。
Twitterを使って、マーケティングするのは大企業だけでない。例えば、街の小さなパイ屋が、日替わりパイのメニューを伝えるためにも、使っている。「今日はチェリーパイです」とか。
ウェブサイトを作ったり、ネット広告をしたりするほど、オカネも時間もない小さな会社でも、Twitterならネットでマーケティング情報を発信できる。
「コリアン料理は凄い。タコスは凄い。だからコリアン・タコスは凄いウマイはずだ!」とクレイジーなアイデアとつぶやいた奴がいた。盛り上がりが盛り上がりを呼び、いまや、レストランを開いている。
「利益(Profit)」と、「価値(Value)」の違いを認識をすることが大事だ。
サステナブルなビジネスモデルだということは今後、証明していくつもり。
ケータイの電波が弱い世界中のどこでも、リアルタイムなコミュニケーションを届ける
「明日の問題」は、「今日の起業家」のキャパより、大きい。だから、超組織の有機体(Super organism)がグーグルだ、フェースブックだ、ツイッターだ、というような会社の垣根を超えて出来ていくべき。
=========以下は質疑応答の部分========
質問:麻薬密売組織などにもツイッターは便利なはず。
evilな連中の悪用にどう対応するか?
ツイッターはそもそもが、パブリックでオープンなサービス。90%はオープンなアカウントだ。だから怪しい連中はトラックしやすい。自分は、オープン性が望ましいと思っている。
質問:余りに多すぎる情報にどう対応するか?
50%のユーザーは、10人以下のフォローしかいない。サーチをフィルタにうまく使えばよい。重み付けみたいなアルゴリズムやレコメンデーションにはエンジニアが取り組んでいる
スターバックスや、ホールフーズなどは、ツイッター上での自社商品への言及をモニターしている。
質問:ツイッタープラットフォームの未来はどうなるか?
今後は、全体のエコシステム含めて、支えて、まわしていくような収入モデルを作っていきたい。
「利益」と、「価値」の違いを認識をせよ!というところに、この金融危機後の新世代の起業家の代表としての矜持を感じました。
プラットフォームをオープンにしてエコシステムを作ること、善意の人間性を信じることなど、単なる資本主義的な営利追求を飛び超えたものを感じます。
「敵陣の真っ只中で理論を磨く!」と、原丈人さんは、ハーバードに乗り込んだようですが、西海岸の連中はもっと、軽やかに先を行っている?
以下は、お笑い番組のゲストに呼ばれたときのBiz Stoneです。ゲストを目の前に、司会のお笑い芸人Colbertが、ゲストのBiz Stoneが話しているのに、ケータイでメールをカチカチとやり始めて「This is not rude.This is the future」という皮肉が大ウケなところに、既存のアメリカの一般大衆の感覚と、Twitter文化、ブラックベリー文化の距離感を、肌感覚で感じます。
| The Colbert Report | Mon - Thurs 11:30pm / 10:30c | |||
| Biz Stone | ||||
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メディアの冷戦 -外国株ひろば最後に、個人的に私が思っていることをtweetでなくShout!。
ツイッターの創業者のひとり、ビズ・ストーンがコメディー・セントラルの『コルバート・ネーション』に出演しました。
コルバートとストーンのやりとりはのっけからトゲのある、ギスギスしたものです。
コルバート:「見たかい?これが僕のコミュニケートの仕方さ!」
ストーン:「すごいね」
コルバート:「ところでアメリカ有数の「ひとりごと発言者」という有名人になった気分はどうだい?」(皮肉)
ストーン:「わるくないね。すごく支配力を持っていると感じるよ。」
コルバート:「あ、そう。」「なぜ140文字に限定したの?」
ストーン:「本当は160文字入るけど、ユーザーネームを入れる余裕をもたせるために140文字に限定したのさ。その限られたスペースでコミュニケートする必要があるからアタマを働かせる必要があるのさ。」
コルバート:(相手の話を無視し、ブラックベリーでメッセージを送るふりをする)
コルバート:「あ、相手の話の途中でテキスト・メッセージを送るのは礼儀を欠いていたかな?」
ま、あくまでどう使おうが他人の自由ですが・・・
彼の動画を見ながら、あえて言わないが、言外に込められた彼のTwitterへの哲学と、私が漠然と以前から感じていたことを混ぜて一言、叫ばせて貰おう!
「Twitterで『つぶやき』を非公開にするのは、ダサい行為だ!」
「使うな!」とか、言いたいわけではありません。ただ、ダサい奴だな、と思うだけです。自分のちょっと思ったことぐらい「Open&Share」な状態に出来ないものかねぇ・・と。
そんな私でよければ、TwitterでFollowしてみませんか?(笑)
![]() ![]() | 田端 信太郎 / 株式会社ライブドア メディア事業部長 http://blog.livedoor.jp/tabbata/ |
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