おみくじの原価は1円
世の中で売られているものには原価と売価があって、その差分が販売者の利益となることは商売の常識ですね。そしてこの利益を最大化させる方法としては、原価を下げるか売価を上げるかの2つしかないわけで、原価が極限的に低いにも係らず売価を一定水準に保つことが出来る商品というのは非常に利益率の高い、金のなる木です。
おみくじの原価は1円! 時代を超えて生き残るビジネス
この本はおみくじという一見商売とは関係なさそうなものに注目して、実はおみくじが高利益率商品であることを紹介しています。おみくじというと、だいたいどの神社も100円で1回引くことが出来て、参拝者側もあまり深く考えずに楽しんで購入する“商品”です。しかも神様という免罪符によって、あまり金銭的な部分をフォーカスされずに済んできたロングセラーなのです。
その実例を元に、不動産ディベロッパーやクレジットカードなど世の中の様々な意外と儲かっている商品について原価をどのように設定するかという観点から分析しています。
逆に言えば高利益率商品を盲目的に買っている消費者は、意識することなくお金をむしろ喜んで支払っているのであり、そんな仕組みにするビジネスとしてやはりおみくじのような心理的な安心感を提供する要素が必要だと思います。お金で買えない価値がある、と思わせてしまうようなサービスが永続的に続く商売なんですね。
![]() ![]() | 東 大史 / 株式会社エコブランド http://ecobrand.jp/ |
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