インターネットの新しいかたち
今現在、日本国民でPCを使いこなしている絶対人口って決して多くないと思います。2chなどでは“団塊”と“ゆとり”なんて蔑称で自分たちとは違うインターフェースを使う世代を揶揄していますが、恐らく20〜40代をボリュームゾーンにしてこのPCを使う頻度は正規分布曲線を描くのかな、と考えられます。
みんながパソコンから逃げ出してる
10代のインターフェースは当然ケータイであり、彼らがビジネスの現場に登場してくればそれこそパソコンから逃げ出すシーンが容易に想定できます。その具体的な形としては、UMPCになるのかスマートフォンになるのか、いずれにしても現在我々が行なっているブラインドタッチやダブルクリックという作業が無くなるのではないかと思います。
そんな流れをいち早く察知しているのがやはりAppleであり、最新版OSのLeopardにはどこでもMy Macというリモートアクセス機能が標準装備されていますし、Xgridなるグリッドコンピューティングの研究は昔からやっています。iPhoneやMacBookAir、AppleTVなどの設計概念にもこれらの考え方は当然反映されていて、TimeCapsuleのような小規模分散型ストレージに対してこれら多様な端末からアクセスするようなライフスタイルを提案しているのです。
そうすると現在、Web=PCのブラウザ という土俵でビジネスをしているIT企業が苦しくなってくるのは目に見えていて、JAVAScriptなどは陳腐化が加速することでしょう。そのような視点で見ると、Flashなどで凝った作りをしているWebページの企業が痛々しく思えてきます。今現在ですら“団塊”や“ゆとり”のマーケットを捨てているのに、さらに訴求する対象範囲を狭めていく判断をしているわけです。
NOKIAが世界のMobileの40%を寡占する中で、日本は京セラが中国市場からの撤退を発表するなど、どんどんこの次世代インターフェースの規格から取り残されている現状です。電子マネーやワンセグなど独自規格での日の丸ケータイの高機能化が、実は孔雀の羽のように世界での生存能力を下げる原因となっているのは皮肉な話ですね。
![]() ![]() | 東 大史 / 株式会社エコブランド http://ecobrand.jp/ |
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