FPN-ストレスマネジメントの大前提〜正しい姿勢をつくる6ステップ

ストレスマネジメントの大前提〜正しい姿勢をつくる6ステップ


■ワークスタイル・ライフハック 2007-9-3 7:15:00 by sweetmango

ストレスの原因となる対象(ストレッサー)は数あれど、さて最大のストレッサーとは何でしょうか?
仕事?人間関係?
いいえ、実はそれは「重力」なんです。


24時間365日起きているときも寝ているときも一時も休まずに私たちを圧迫し続けているこの重力に対して、無謀にも真っ向から対立し闘いを挑んでいるのが、直立二足歩行である私たち人間なんです。
ところが筋力が衰えてくると、少しずつ重力に負け始め、肩こりや腰痛になったり、さらには歳をとるほどに段々と重力に押し潰されていくように腰が曲がっていき、背も小さくなってしまいます。
重力とはそれ程の力ですから、そのストレスたるや計り知れません。
ですから、重力対策こそがストレスマネジメントの初歩にして、なおかつ最大の効果の期待できる実践法となります。

■重力に対抗する唯一の手段は、正しい(自然な)姿勢を取ることです。

正しい姿勢のための要点は次の二つ。

A.重力に対して点で接する
B.筋肉の力でなく骨で立つ


実はAもBも同じことなのですが、意識するポイントが違うので、分けて説明していきましょう。

<Aの解説>
面で接するとより圧力が強くかかってくるため、それだけ対抗するための筋肉の力(緊張=ストレス)が必要となってきます。
このことは水面の上から棒を突き刺すのと板切れを沈めようとするのとの労力の違いを考えればよく分かるかと思います。
点で接するためには、「いかに真っすぐに立つか」が、ここでの意識の使い方の重要なポイントになります。
要は真っすぐに立つというだけのことなのですが、私たちは普段真っすぐに立っているつもりでも意外とそうではないのです。
これは試しにいつものように立ったまま壁を背にしてみると一目瞭然です。
頭、肩、肘、腰、かかとが壁について一直線になっていれば合格ですが、ほとんどの方は頭、肩、肘が壁につかずに前のめり(いわゆる猫背)になっているはずです。
なんと、もうすでに重力に負け始めているのです。
小さな子供を見てみて下さい。本当にきれいに真っすぐ立っていますよ!
また、普段パソコンをする時間が長い方ほど前のめりになりやすいです。
しかしパソコンをやっていたからこそ、こうして今ストレスマネジメントの秘訣を知ることが出来るわけですから、人間万事塞翁が馬、人生どう転ぶか分からないものですね。

<Bの解説>
筋肉で体を支えようとすれば、当然筋肉が絶え間なく緊張している状態が続くわけですから、肩こり腰痛はどんなにマッサージしようと鍼を打とうと応急処置にすぎず、日々悪化する一方です。
筋肉を使わず骨で立つことによってのみ、常時筋肉を弛緩させておくことが可能になります。
私たちが動く時には筋肉を使うわけですが、筋肉というのは収縮する時に力を生みます。
筋肉がいつも緊張して縮こまっている場合、いったん伸ばしてから収縮させないと動けないため、瞬時に動くことが出来ません。
ですから武道において「脱力」が重要視されるのは、自由自在に動くための最低条件だからなのです。
ゆえに脱力を重視する武道が姿勢を大事にするのは至極当然の帰結なのです。
(武道のみならず野球もゴルフもテニスでも同様の理由で、卵を割らないように握れとよく言われるように力を抜いて構えますね)
そういうわけで「筋肉をいかに弛緩させておくか」が、ここでの意識の使い方の重要なポイントになります。


【正しい姿勢をつくるための6つのステップ】

1.かかと立ちしてしばらく足踏みしよう(Bの技法)
・・・骨に直接刺激を与えることによって、骨周りに縮こまっている筋肉を解放します。これだけでもかなり姿勢が自然な状態に(真っすぐに)戻ります。また足裏全体でしっかりと大地を踏みしめるように立つことが出来るようになっているはずです。

2.両足を平行にそして肩幅に開こう(Aの技法)
・・・ほとんどの人は外股立ち(足先が外開きの逆ハの字)をしているかと思いますが、仏道はもとより武道や茶道や能などの伝統的な立ち方はみな足先を前に向けて両足が平行になるように立ちます。重力を抵抗なく真っすぐに地面へ伝えるための技法です。また重心を安定させるために肩幅ほどに開きます。

3.モデル立ち(子供立ち)をしてみよう(Aの技法)
・・・ハリウッドの女優になったつもりで、胸を張って腰をクイッと突き出してみましょう。肩をクリッと後ろに回して肩甲骨を引き寄せながら腕の位置を一段後ろに持ってきます。あごをやや引いて頭頂が上から糸で引っ張られているようなイメージで持ち上げます。

4.尾骶骨が下にくるようなイメージで腰を内側に入れよう(Aの技法)
・・・ハリウッドの女優さんなら美しいこの姿勢も、普通の人がやるとぽっこりお腹が出てしまってみっともないです。この姿勢のまま腰だけを内側に入れてみましょう。腰を入れることによってお腹が自然とへっこんでお尻がキュッと引き締められたと思います。下手なダイエットなんかするよりも、正しい姿勢をするだけでよっぽど見た目が美しくなるんです。
もちろんそれ以上に大事なのが骨盤の向き。猫背の時には骨盤が後傾になっていますが、出っ尻(モデル立ち)の時には逆に前傾になってしまっています。骨盤が水平にならないと体の前後のバランスが悪く、無理な緊張が生まれて腰痛の原因となります。
また、腰を入れるとおへその下あたりの奥の方に力が入っている(意識が向いている)感じがするかと思います。ここが昔から「丹田」と呼ばれる体の中心です。体の中心がどこかを知っていると、起き上がりこぼしのようにバランスがよくなって、どんな時でも心身を安定させていることが出来ます。よく「胆が据わっている」と言われる状態がこれです。

5.ヒザを緩め、肩をギュッと上げてストンッと落とそう(Bの技法)
・・・腰を入れる時に、ヒザを少し緩めてみると不思議なことに体全体が緩みます。特に胸の張りがフッと緩和されたのを感じることが出来たでしょうか。胸を張っていると浅い呼吸しか出来なくなります。深い呼吸は心身をリラックスさせてくれますので、胸を張りすぎず軽く緩めておくことは非常に重要です。
また筋肉は張ればその反作用で縮めようとする力(緊張=ストレス)が必ず同時に生れます。ですから胸、肩、腰などどこにも張っている場所がないようにチェックします。
さらに上半身の筋肉を緩めるために、敢えて一度力を込めるのがこの段階のポイント。振り子の原理といって、目的の逆をすることによって逆説的に目的達成を早める裏技です(「筋弛緩法」という技法)。

6.意識を下に向けよう(Bの技法)
・・・最後に全身を弛緩させて完成となりますが、リラックスしよう、力を抜こうと思っても、そのように意識をすればするほど余計に力が入ってしまうものです。試しに誰かの手を持ち上げて「力を抜いてね」と言ってサッと手を離してみて下さい。本当に力が抜けていればダランと下に落ちるはずですが、さて?
ただ単に真っすぐ立つだけ、ただ単に力を抜くだけ、ただそれだけなのに武道や茶道などにおいて奥伝と呼ばれ相当の年月の稽古が必要とされているゆえんがそこにあります。
そこでイメージを使うことによって意識をせずに(意識を騙して)力を抜く方法を利用していきます。不思議なことに人間は意識を上へ向けると軽くなり、下へ向けると重くなります。起きている子供よりも寝ている子供を抱っこすると重く感じるように、体が弛緩している時には重くなります。ということは、意識を下に向けることによって体が弛緩するということになります。
精神世界に興味のある方ならば「グラウンディング」という瞑想を聞いたことがあるかもしれません。自分の体から下へ紐を伸ばして地球の中心とつなげるというイメージを用いた瞑想法ですが、実はこれの本来の意義は「体を弛緩させる」ことにあることは、ここまで読まれた方ならすぐお分かりになるでしょう。
ちなみに「センタリング」という、宇宙から垂直の線が体を貫いているというイメージを用いた瞑想法も有名ですが、これも「真っすぐに立つ」ことが本来の意義です。
他に体を弛緩させるためには「体が重くなる」(これは分かりますね)「体が熱くなる」(これは筋肉が弛緩すると血管が広がり血流が良くなり体がポカポカしてくるのですが、それの先取りなわけです)などのイメージも効果的です(「自律訓練法」という技法)。


なかなか文章で伝えるのは難しく、また自分一人では上手く立てているかどうか判断することも出来ないでしょうが(だからこそ道場があるわけですが・・・)、道場に来ることの出来ない方は是非上記を参考に練習なさってみて下さい。
正しい立ち方をマスターすれば長時間立ったままでも疲れません。
電車通勤で壮絶な席取りゲームに参加することなく悠々と立っていられますよ。
また、自分も疲れているし・・・などと葛藤せずに躊躇なく席を譲ることが出来るようになるでしょう!
ただ大多数の人が猫背の中、真っすぐに立っているのはかなり目につくようで、こちらが正しいはずなのに多数決の原理によってなぜか変な人に見られるかもしれませんが、そこはあしからず・・・


↓道場についての詳細はコチラ↓
ストレス解消法&菩薩道総合情報サイト http://bosatsudo.jugem.jp/


(C)ストレス解消法秘伝/お寺でプチ修行なら五体投地の東京五門会道場

sweetmango
斎藤万護/心も体も柔らかく!健康菩薩道東京五門会 / 僧侶
http://bosatsudo.jugem.jp/



(11018p)
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