粗悪品を生むのは競争ではなく管理能力の欠如
「競争が増えると粗悪品が増える」。
資本主義下での進化・成長を無視する凄い主張が登場です。
毎日新聞によると、門設備工事の準官製談合を取り仕切った、コンサルタント会社社長が、談合を行った理由について、
「水門は水害から身を守るためのもの。競争が激しくなると粗悪品が増え、最終的には国民が被害を受ける。僕は業界からビタ一文もらっておらず(談合は)国民のためだった」 (毎日新聞 02月26日)
と説明しています。
談合賛成の人が良く使う論点ずらしですね。発注する側の品質監督責任をまっとうすれば済む話です。
メーカーが外部に発注した際には納入時に「検収」を必ず行い、品質を管理します。納入時だけの確認では分からない場合は、工場に行って生産工程にまで入って確認をします。そして、必要であれば生産設備や生産工程の改善要求を行うのです。
当然それだけのことが出来るためには、自らが発注する部品について発注先に勝るとも劣らない程度詳しくなければなりません。
それは容易なことではありません、しかし、自分は分からないから外に頼むでは、メーカーとしての最終責任を取れないのです。
水門にしても同じことです。これを作って国民に提供するのは国です。国が最終責任を負うのですから、それだけの実力をつける必要があります。
それを、やりたくない、出来ないから「高いお金払ったから良いものを作ってくれるんだ」という考えは、自らの実力を鍛えずに、人の財布に期待をするという甘えです。
この発想の根っこは、品質管理マネジメント力が不足している意味で「あるある事件」と同じですね。
![]() ![]() | 塚崎秀雄 / WillVii株式会社 http://www.willvii.co.jp/ |
Trackback: http://www.future-planning.net/x/modules/news/tb.php?2096
■あなたもFPNニュースコミュニティに記事を投稿してみませんか?
→記事の投稿方法についての詳細はこちら
| スレッド |
|---|








