心理ハック−自分を印象づける6つの方法−
『第1感』(M・グラッドウェル著、 沢田博・阿部尚美訳、光文社)や『人は見た目が9割』(竹内一郎著、新潮社)など、「見た目や第1印象で、人は判断されがちなのだ」といった本がよく読まれています。
一方で、「人を見た目で判断してはいけない」という箴言は昔から耳たこですし、「見た目で判断されるのかー困るなー」といった感想もよく耳にします。
もっとも私など、内々心、「見た目で判断されるのも困るけど、よくよく知られてからダメ出しされるのは、いっそう困る」などと情けないことも考えたりしますが。
とは言え、内々心では私と同じように感じている方も多いらしく、私がアメリカで心理学を学んできたと知るや、「人に好印象を簡単に与える方法って、ある?」と尋ねられたりします。そう尋ねられている私の、あなたに与えている印象とは? などと聞かれていることに答えられず、心がお留守になりがちなのが、私という人間なのですが。
先週のPsychology Todayに、「自分をに印象づける6つのシンプルな方法」という記事が載りました。
http://www.psychologytoday.com/articles/pto-20040713-000003.html
ここに、意訳して簡単にご紹介します。日米文化の差がありますから、いかにも「アメリカ向き」と思えるものは、スルーさせていただきます。
1,不安を丸出しにしない
これはそうですね。不安というものは伝播しますが、誰も不安になりたいとは思いません。できるだけ気分よくなりたいと、常時思っているのが人間です。したがって、
2,お日様のようなムードをフェイクする
嘘でもいいから、明るく振る舞いましょうということです。特に初対面では、鬱々としている様子を見せると、自分ではその日たまたま鬱々としているだけなのに、相手はいつもこの人鬱々なんだ、と判断しがち。
3,アイ・コンタクトは重要
「目は口ほどにものを言う」というわけですが、「目をそらす」のが問題だからといって、のぞき込むようにじとーっと見つめるのも、どうも怪しげなので、この辺は難しいですね。あんまり力を込めず、正対するのがいい、といったところでしょうか。
4,相手と同期する(調子を合わせる)
ここは、私自身の思い入れをやや込めた訳出です。これは、大切な点だと思います。人は、自分と似た波長の人を、やはり好むものです。それに、そうした人との方が、つきあいが長く続きます。
5,度を超さないようにしつつ、お世辞を振る舞う
「お世辞を言われて、悪い気はしない」と述べられています。まあ、そうですね。「たとえ分かっていても、やはりお世辞は気持ちがいい」と念押しもされています。褒めるのはなるべく、相手の業績や、達成した事柄について。何でもかんでも、誰でも彼でも褒めていては、お世辞の価値を損ないます。
6,失敗したら、やり直す
ユーモアのセンスを発揮して。しかしここは、スルーします。第1印象で悪印象を与えても、それをユーモアで挽回するなんてことが、とっさにできるようなら、そもそもこのような記事を読む必要は、ないでしょう。
![]() ![]() | 佐々木正悟 / 心理学ジャーナリスト http://www.month-psy.sakura.ne.jp/blog/ |
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