儲かるSNS時代到来、米国LinkedInが黒字へ
長らく『独立型のSNSは儲からない、儲かるビジネスモデルが存在しない』と言われていました。しかし終にビジネスSNSのLinkedInが先の四半期(1−3月)に収益トントンまでこぎつけています。今四半期(6−9月)から黒字化しそうです。
約600万人の参加者を持つSNSのLinkedInは主に求人側の企業会員と求職者の間をSNSにより仲介するビジネスモデルを確立しました。
黒字化の秘密は購読料(定期的な購読料とワンタイム購読料)収入にあります。
関連記事は以下の通りです。
This Social Networking Site Means Business
http://news.yahoo.com/s/ibd/20060616/bs_ibd_ibd/2006616tech01
引用
"Businesses pay us because they want to find people," he said, "and people pay us because they want to be found. There's no pictures on the site and there's no dating -- they are using it for business."
引用終わり
SNSのLinkedInは、ご多分に漏れず知り合いの輪を持っています。日本のSNSはmixiやGreeが六次の隔たり理論を軽視し、精々友達の友達(彼氏のモトカノ 笑)程度しか知り合いの輪の機能を活用しませんでした。一方、SNSのLinkedInは四次の隔たりまで社会的ネットワークを手繰ることができます。
筆者は既に日本から撤退したSNSのUUMEで経験済みですが、この四次の隔たりの範囲を個々の参加者のORIJINAL NETWORKと呼びます。この範囲で求人と求職を行ったり仕事のパートナー(例えば出資者を募る行為)を探すのは無料な訳ですね。
しかしORIJINAL NETWORKの外で対象者を探す場合には、有料の購読料を月ぎめで支払う必要があります。
支払い方は以下の通りです。
▼ 一ヶ月二十ドル払えば一ヶ月につき三回のコンタクトが可能
▼ 一ヶ月二百ドル支払えば一ヶ月につき五十回のコンタクトが可能
▼ または一回のコンタクトが十ドル
引用
If users want to contact someone from outside their original network, they must fork over some cash. A monthly subscription of $20 provides three contacts a month outside a person's immediate network. Paying $200 a month allows 50 contacts a month. Or users pay $10 for each additional message sent outside their network.
引用終わり
LinkedInは参加者数が六百万人であり、個々の参加者は約三万人の隔たりネットワークを持っています。だから有料求人、求職のニーズは高い訳ですね。
例えば役員一人を採用するのにLinkedInでは、三万ドルですみます。これはモンスターなどプロの求人求職企業を通すより安いですね。いわば中途採用リクルートのディスカウンターと言うビジネスモデルを確立しました。
ライバルのスポークソフトウエアなども同様のサービスを開始しました。
あるサービスは月五十九ドルまたは年間四百九十五ドルだそうです。
これは求人求職型のビジネスSNSの例ですが、マイスペースなどコンシューマ型の収益をもたらすビジネスモデルの発見はこれからのようです。
![]() ![]() | 山崎秀夫 / 日本ナレッジマネジメント学会専務理事 http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/h-yamazaki/ |
■あなたもFPNニュースコミュニティに記事を投稿してみませんか?
→記事の投稿方法についての詳細はこちら








