FPN-会社の法則、最速のマシンは、使わない役員のところに配置

会社の法則、最速のマシンは、使わない役員のところに配置


■ワークスタイル・ライフハック 2006-3-8 8:38:00 by milano

会社というのは不思議なところだ。昔はPCをすべて購入していたから、予算申請、部門長承認、IT部長承認、経理承認が済まないと、手に入らなかった。仕事柄すぐに必要なのに急ぎの対応ができなくて、半年くらい待つのは当たり前だった。


そして、高速の最新マシンはなぜか、社長以下役員のところに配置される。日頃、一日に10時間は使っているweb担当者は、遅くて旧式なマシンで辛抱している。
マシンだけではない、液晶モニターも19インチ以上は、承認が必要で、これまた申請してから時間がかかる。もちろん、役員室には大型モニターが設置されている。

長年、会社にいるとこういうときの非常用ネットワークができているので、

1. 部門移動で入手する
エクスパット(米国本社から派遣された社員)が本国に帰るとき、そのマシンをすかさずトランスファーしてしまう。運がよいと、自分と同じデパートメント・アカウントになっていて、経理的にも簡単に持ち主が移動できる。ただ、これは先着1名さまの特典なので早い者勝ち、情報戦争に勝たなければいけない。

2. 10万円未満の固定資産を活用する
もうひとつは10万円未満の固定資産にならない液晶ディスブレーを探す。こちらは会社と取引している業者さんが、タイムリーな情報をくれることで、社内に先駆けて2番手くらいで購入する。一番目にならないのは、目立たなくするため(あの人ばかり最新のマシンを整備していると思われないように)と、先例があると、経理やIT部門を説得するのが楽なのである。これがあまり続くと、新しい社内ルールができたりするので、やはり先手必勝である。

3. 最速のノートPCを手に入れる
これだけではない。普段遣いに最速のディスクトップ+19インチ以上の液晶画面が整備されたら、今度は会議用、出張用に持ち出せるノートPCを確保しよう。いまはリース契約が主流だが、費用を抑えているリース物は、早くなかったり、重かったりとうれしくない。そこで社内ネットワークを活かしてIT部門の友だちと密談をしよう。リース用リストに掲載されていない高速ノートは、誰の承認をもらえれば借りられるのか。そして、どんな業務だとOKなのか。日頃から熱心に仕事をしていて、標準以上の成果をあげていれば、あなたにもチャンスがある。

普通の人は与えられた標準品を使うだけで、それ以上ものが要求できることに気づいていない。もちろん、これは費用が発生することだから、あなたの部門長とも事前に根回ししておく必要がある。だが、それ以上の成果があげられることがわかっているとき、説得するのはそう難しくはないはずだ。それに二台あれば、どちらかのマシンが故障しても安心だ。リースPCが故障すると数週間修理にかかる。その間、あなたは仕事をしなければならない。

こうやって下々の担当者は苦労して、自分の仕事に最適なマシンを確保しているのに、今出たばかりの最新のマシンが、メールくらいしか読まない役員の机に置かれているのはなぜだろう。早く出世して、そこに坐れるようになるのか、もっとよい職場を探そうとするのか、それもあなたの自由な判断でされたらいいと思う。



milano
藤原真由美 / 株式会社マディオ
http://www.madio.jp/



(8365p)
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    スレッド
    投稿者: 未登録メンバー (0)
    投稿日時: 2006-3-9 20:22  更新日時: 2006-3-9 20:22
     高速マシンが役員優先で配置される理由
    トラックバック: d-mate weblog
    ひとまず下記のリンク先のブログエントリをご覧いただければと思います。  会社の法...
    返信
    投稿者: milano (3)
    投稿日時: 2006-3-10 0:33  更新日時: 2006-3-10 0:33
     Re: 会社の法則、最速のマシンは、使わない役員のところに配置
    d-mateさま、

    貴重なコメントありがとうございました。
    会社という言葉のもつ、別の側面がのぞけたような気がします。

    なぜ、役員には高速マシンが配置され、必要な担当者が旧式マシンで辛抱しなければならないのか、別のいい方で表現してみます。

    会社用PCはリースが大多数である。リースマシンは契約期間が終了しないと次のマシンが入手できない。これが原則です。ノートPCで2年間、ディスクトップで3年間というのがわたしの知っている例です。これだと、機種変更寸前に入手した人は3年間待つことになります。

    ところが、役員のところには特別の配慮がされて、なぜか、最速マシンが配置されると、いうのもひとつの現実です。

    必要だから配置する、必要だと思われるから配置するの違いだと思います。
    IT部門の担当者は、d-mateさまのように、きっと最速マシンが必要なのだと
    配慮して、配置します。一方では3年間待たなければいけない担当者があるのに。

    ●高速マシンが必要な理由‐役員は忙しい
    ここで、添付資料を開くのに数分かかると、いうのは、その書類を作成した側に問題があると考えたことはありませんか。ネットワークの共有という意味で,あまりに大きなサイズのファイルを作ることは、不可です。

    わたしの知っている会社では、そのような資料をつくり、当たり前のように添付することはできません。お客さまに出す場合でも、相手側のネットワークをむだに占有することになります。役員は多忙だから、そこに提出する内容には必ずサマリーシートを付ける、あるいは1ページにまとめるということでしょう。添付資料よりも本文に貼付けて読んで、判断して、瞬時に結論を出すために必要であるということになります。社内意識の改善が必要になってきます。


    ●大画面が必要な理由‐役員は多くの場合高齢である
    大画面の話は、残念ながら、わたしの知っている50代の役員たちはプリントアウトして読んでいました。画面だけで読んで、判断できるのは、もう少し若い世代からなのではないでしょうか。もちろん、これはここの資質によると思います。

    ●この話でおかしいのは、役員とは別の理由で使っているPCの性能が生産性に直結する担当者にも、彼/彼女らが"役員ではなく一般社員である"という組織階層上の位置づけを理由に低速マシンをあてがっている、という点です。

     ですから、リース期間という縛りがある一般社員と、高速マシンが必要だと思われて配置される役員との違いを何度も説明しているわけです。低速マシンをあてがっているのではなく、リース途中で次々と最新マシンを手に入れることができない環境を説明しています。

    ●他の経営者を軽んじるような文章を公開するのでは、あまりに他者への敬意が足りない。
     これに関してもそういう意図で書いているのではありません。なぜ、全体を見渡して、必要な最速マシンを必要な部署に配置することができないのか、役員という存在だけで、すべてが必要だとされてしまうのか。素直な疑問を持ち続けているわけです。

    それに対して、ささやかながら抵抗したエピソードをご紹介しただけです。
    返信
    投稿者: 未登録メンバー (0)
    投稿日時: 2006-3-10 21:08  更新日時: 2006-3-10 21:08
     知っている「会社」があまりにも違うようですね
    d-mateです。さっそくお返事をいただき恐縮です。

    どうやら藤原さんがイメージされている「会社」と、私が知っている「会社」とはかなりかけ離れているようで、お互いが異質な経験から「そんなの普通じゃない」と言い合っても仕方がないのであまりダラダラと続ける気はありません。

    ひとつは、社員はリース切れまで待たねばPCが更新されないのに、役員は特別配慮がなされる、というお話しについて。
    私の勤務先では、これはあり得ません。平社員だろうと役員だろうと、配備されたPCはリース期間きちんと使います。確かにこんなことをしている会社ならば、いろいろと工夫をしてPCを獲得する技術も必要でしょうし、転職を勧めたくなるのも理解できます。

    次に私が書いた「役員に高性能で大画面のPCを配備する理由」についてですが、少しすれ違いがあるようです。

    役員に送る添付資料云々は、こちらの説明不足だったかもしれません。
    旧型の遅いマシンの場合、添付ファイルの大きさに関わらずアプリケーションの起動そのものに時間がかかることを念頭に置いていました(どの程度の性能のPCを「旧型」と考えるかも、環境によって違うでしょうね)。
    ご指摘のサマリーの添付などについては承知しています。

    役員の多くはプリントアウトするから大画面が不要、というのも、経験と環境の違いの現れかと思います。画面上で確認できるものはできるだけプリントアウトせずに済ませてもらいたいと思えば、むしろ積極的に大きな画面を支給するというのが私の勤務先の考え方、私も同感です。
    できるだけオフィスワークでの紙使用量を減らそうという努力を社員がしているのに、役員だけ特別待遇ではなく、できやすい環境を整えることは無駄ではないでしょう。

    最大の実態に対する認識のズレは

    > ですから、リース期間という縛りがある一般社員と、高速マシンが必要だと思われて配置される役員との違いを何度も説明しているわけです。低速マシンをあてがっているのではなく、リース途中で次々と最新マシンを手に入れることができない環境を説明しています。

    という点にあろうかと思います。このような会社ならば、藤原さんの文章には違和感はありません。そんなの論外だと思います。

    しかし、上述の通り少なくとも私の勤務先ではこんな乱暴な話は存在しません。
    これは経験として知っている会社の違いと思われますので、藤原さんの文章の意図が「自分が経験した、あるいは知人から訊いたある会社では」というエピソードでしたら、「そんな会社もあるんですね」ということでおしまいです(コメントではいみじくも「エピソードをご紹介しただけ」とお書きですし)。
    ただ、文章のタイトルには「会社の法則」とあります。そんな会社が一般的なのか、となると少々引っかかります。
    少なくとも藤原さんにとっては、こうした事例は「法則」だったのでしょうから、そのご経験を否定するものではありませんが、私にとってはそれは「法則」ではない(ついでながら、【上に行くほど仕事が楽になって、給与が上がる】( http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1233 )なんていうのも同意できない「法則」のひとつ)。

    「役員という存在だけで、すべてが必要だとされてしまう」なんていう会社で仕事をしていくのはさぞかし大変だろうとは思います。とはいえ、それが世の中の「会社」の一般像でしょうか? 私はそうは思っていません。
    一方で藤原さんはそういう会社が多数だと思っていらっしゃる。この違いは、経験から来るものでしょうから、埋まりにくいものなのでしょう。そのような結論に達してしまったこと自体を他者がとやかく言うことはできませんが、せめて「法則」などと言い切る前に、「これはごく個人的ないちエピソードではないのか?」と考えることは、できない相談なのでしょうか。まさか、才能ある人々を会社組織から引き離すことが、文章の目的とは思えませんし。
    返信
    投稿者: 未登録メンバー (0)
    投稿日時: 2006-3-10 23:05  更新日時: 2006-3-10 23:05
     Re: 知っている「会社」があまりにも違うようですね
    d-mateさま、
    藤原真由美です。

    ご丁寧な返信ありがとうございました。つたない文章を真面目に読んでくださる方がおり、書き手としても身の引き締まる思いがいたします。

    さて、最大の実態に対する認識のズレは

    私が思う役員というのは、PCに向かう時間はごく少ない。では何をしているのかといえば、お客さま訪問、お客さまのニーズを知る、お客さまとの会議、と人と人とでなければ生み出せない関係作りに大部分の時間を費やしている。

    もちろん、会議で使う資料を用意するのは役員ではなく、彼の部下たち、そしてお客さまとの案件がまとまったら動き出すための企画立案の元をつくるのも部下たち、
    役員はもう少し総合的な立場からそれらを判断する、決断する、会社の進むべき方向を決めるのが仕事だと思っています。

    だから、最速マシンは、その部下たちに配置するのが効率がよいわけです。そこがわかっていない方々が余りにも多いので、会社の法則と名付けたのです。

    d-mateさまとは、すべての見解が一致しないのは当然ですし、それぞれが異なる環境における意見をもつことは自然です。FPNでは、登録さえすれば、それは簡単にできますし、リスクもありません、だれでも投稿できます。

    ぜひ、d-mateさまの日頃考えている会社の法則を投稿してください。きっと、読者の方々にも歓迎されると存じます。よろしくお願いいたします。
    返信
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